ytekiの小言(^^)

【薬剤師を目指している方へ】薬剤師の仕事

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前回は薬剤師になるための大学選びから国家試験までについて書きました。

今回は実際の薬剤師の仕事について書きたいと思います。

これから薬剤師を目指している方やその親御さん、先生方に少しでも参考になればと思います。

 

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薬剤師の独占業務

独占業務ってなんか難しい響きですよね。

独占業務とは、その資格を持ってないとその業務をやってはいけないですよという業務です。逆に言えば、薬剤師しか許されていない業務があります。

 

それは何かと言いますと

 

「調剤業務」

 

 です。

 

これまた逆を言いますと、「調剤業務」以外(第一類医薬品の販売などもありますが)は薬剤師でなくてもできるということです。

調剤業務をする場面は医療機関でしか基本的にないです。(災害時はどうのこうのとかあるので基本的という言葉を使いました)

医療機関で働く希望がなければ無理に薬剤師になる必要もないと思います。

薬剤師になるための大学選びから国家試験までについてでも書きましたが、

なんのために薬剤師になりたいのか?と言うことですね。

もちろん就きたい職業に薬剤師資格保有者とかあったら、薬剤師にならざる負えないですが。

調剤業務とは

調剤業務とは医師の処方せんをもとにその内容が患者の状態、飲み合わせなどから妥当性があるか、量が適切なのかを確認し、医薬品を調合する一連の業務です。

実は医師も例外的に自己の処方せんの調剤は認められています。ただし、医師の場合、他の医師の処方せんをもとに調剤することは認められていません。その一方、薬剤師はさまざま医療機関、医師からの処方せんを調剤します。

ですので、調剤業務は薬剤師の独占業務となります。

調剤業務を実際に行うのは調剤薬局、もしくは病院となります。

調剤薬局での仕事

調剤薬局の仕事は、その名の通り調剤をメインとしています。

患者さんから処方せんを受け取って、調剤し患者さんにお薬を渡す(服薬指導)ことが業務の7~8割占めると思います。

もちろん他にも患者さんのご自宅にお伺いして服薬指導をしたりすることもあります。

病院での仕事

病院の場合は調剤業務もそうですが、病棟業務(入院患者の薬学管理)、混注業務(抗がん剤やその他薬剤の注射混合)、治験業務とか、多岐にわたると思います。かなりバタバタと忙しいイメージです。

調剤薬局と病院どっちにする

実際に何をやりたいかで調剤薬局に就職するのか、病院に就職するのか決まってくると思います。

本当に薬学を極めたいと思うのであれば病院がおすすです。やはり病院のほうがカルテの確認もできますし、調剤薬局には少ないがん患者さんとかもいらっしゃいますのでかなり知識が付くと思います。それに、調剤薬局ではほとんどやらない(やっているところもあります)混注業務であったり、病棟業務、治験業務、救急医療とかへの対応などがありますので。ただ、どうしても初任給とか給与を考えると調剤薬局のほうが優遇されているかと思います。

 

患者さんと数多く接したい色々な薬に触れたいという考えがあるのであれば、調剤薬局のほうがいいと思います。調剤薬局はどちらかというと接客的な要素もあります(もちろんクレームもダイレクトに来ますが・・・)。さらに調剤薬局の場合、来る処方せんが何科とかはあまり決まっておらず、その周辺に住む方全員が来るので、疾患は本当様々で、「この薬聞いたこともない・・」ということもしばしばあります。

 

そのうえで、

 

将来、スーツを着て人事とか教育、経営・運営、ある程度の地位に就きたいというようなことを考える場合はチェーンの調剤薬局がいいかと思います。

いやいや早々に薬局の経営とかを学びたいと思うのであれば、個人の調剤薬局がいいと思います。

それ以外の職場

それ以外の職場では調剤業務を行われません。つまり、独占業務をしないので薬剤師である必要がありません。

そうなると職場の種類は数多くあります。もちろん募集要件として薬剤師資格保有はあるかもしれませんが。

まとめ

・薬剤師の独占業務は調剤業務

・調剤業務を行うのは病院もしくは調剤薬局

・病院、調剤薬局を選ぶ際は何がやりたいか

・病院、調剤薬局とか以外を就職先に希望であれば薬剤師でなくてもいい(調剤業務がやりたければ薬剤師は必須)

 

これから薬剤師を目指す方にとって少しでも参考になればと思います。

【薬剤師を目指している方へ】大学選び~国家試験

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コロナウイルスの影響で医療機関を退職する医療従事者も出てきているようです。

かなり厳しい状況ですね。

医療に携わりたくて医療従事者になったが、医療崩壊を目の前に体力も精神的にかなり限界に近い状態なのではないかと思います。

私の友人なども、「もういつかかってもおかしくないよね。諦めるよね」「しんどいね」「もう病院にマスクが足りないから洗って何回も使ってる」という言葉を聞きます。

仕事だから仕方ないと本人たちは思っているかもしれませんが、医療に従事している方には頭が下がります。

 

私がもともと薬剤師ということで、医療現場での仕事について書きたいと思いますが

とりあえず前半として大学選びから国家試験について書きます。

 

薬学部の学生さんはもう知っていると思いますので、これから薬剤師目指そうと考えている方やその親御さんにとって少しでも参考になればと思います。

薬剤師になるためには

薬剤師になるためには、毎年行われる薬剤師の国家試験に合格することです。

その受験資格が6年制薬学部を卒業した方になります。(私の時代はまだ4年制でした)

国家試験に合格すれば、その後厚労省に登録し、薬剤師となります。医師のようにその後研修医制度はありません。

ですので、国家試験に受かればOKです。

ちなみに2020年の合格率(新卒のみ)は84%程度でした。

84%って高いじゃん!て思う方もいるかもしれませんが、この数字には少しからくりがあります。

 

それは、

 

薬学部の6年生が全員が試験を受けられているわけではないからです。

 

順を追って説明します。

 

大学に入ったら、授業に出席し、高校と同じく期末に試験があります。

この試験で点数が低い場合は赤点になります。そして再試験が実施されます。

再試験でも点数が低い場合はその授業の単位を落とすことになります。

大学の場合は、こういった単位が足りないと次の学年に上がることができません。

これが留年ですね。どの学部にもありますね。

 

その後学年が上がると薬局実習やら病院実習といって、実際の現場を経験します。

(いやー、最初の患者さんに接するときは緊張したなー)

 

さらに大学では研究室というものに入ります。

そこでは卒業論文というものを書きます。

研究室に入っている間に文献を調べたり、実験(化学系とか)をしてそれを論文とします。その卒論もなかなか大変です。

 

卒論が終わったら、今度は卒業試験たるものがあります。

 

ここに先ほどの合格率に関連するからくりがあります。 

国家試験より難しい卒業試験

大学によってだと思いますが、私が卒業した大学では、国家試験より卒業試験のほうが難しかったのではないかと思います。

本当に問われているところが細かい!って思ったり。

 

実はこの卒業試験ですが、大学によってはこの卒業試験の結果次第で国家試験を受けさせないことがあるようです。それはつまり卒業ができないということもほぼイコールとなりますが。

そのため、各大学で6年生の在籍数と国家試験受験数が異なってきます(もちろん体調不良や何かの事情がある場合はもあると思います)。

 

でも、別に大学側も悪いことをしているわけではないです。

 

大学側としては全員卒業させて全員に国家試験を受けさせても、卒業試験で一定の点数が取れない方は国家試験の合格する可能性も低く、とりあえず卒業だけしたけど薬剤師になれないという可能性があったり、大学側としても合格率が下がるというように大学側にもその学生にもあまりメリットがないです。

 

先ほどの国家試験の合格率に戻りますが、国家試験に受けている方はある程度大学からもお墨付きをいただいている方、つまりある程度合格できるであろうと思われる方の集まりですので、国家試験の合格率も高くなっています。

 

ならばとりあえず受験割合も高く、合格率も高い大学に行けばいいのでは?と思いますよね?

大学をどう選んだらいいのか

大学を卒業したあとに、仕事で何をしたいかだと思います。

正直大学入る前にそんなこと考えるのは難しいとは思いますが。。

というのも、薬剤師として家の近くの病院や調剤薬局で働くのであれば、上に書いたように受験割合も高く、合格率も高い大学に行くのもいいと思います。はたまた家の近く、キャンパスライフが楽しそうなところとかの基準でもいいかもです。

病院や調剤薬局では薬剤師になってしまえば、卒業大学なんて関係ないです。学校の派閥があるわけでもないですので。大学のランクが低いからどうとかないです。同じ薬剤師ですから。

 

でも、企業で働きたい、特に大手の製薬メーカーとか有名会社で働きたい、がん研究センターで働きたいというような希望がある方は、ランクがある程度高いところに行ったほうがいいです。

薬剤師といえど、やはり大手企業や有名病院の場合、どうしても学歴フィルターみたいのはあると思います。そしてそういった狭き門には上位大学の薬剤師もわんさか希望を出してきますので。

 

企業を希望する方は本当に薬剤師資格が必要かも考えていいかもですね。製薬メーカーのマーケティングとかは薬剤師資格持っているほうが珍しいです。むしろ文系でそういうことを勉強してきた人のほうが多いかもです。

なんのために薬剤師資格を取ろうとしているのかを今一度考えてもいいと思います。もちろん人生の保険で資格を取るというのもありですが。

 

ですので、大学選びは卒業後に何をやりたいかで選ぶのがいいと思います。

 

是非、親御さんや先生方が導いて欲しいと思います。

まとめ

だらだら書きましたが、

・薬剤師になるには6年制の薬学部を卒業

・卒業試験と国家試験に合格

・国家試験の合格率が高いのはある程度合格できそうな人が受けているから

・近くの病院や薬局で働くのであれば大学のランクは気にしなくていい

・企業や有名病院で働くのであれば上位ランクの大学に行ったほうがいい

・企業希望の方は本当に薬剤師資格が必要なのかも考えていいかも(なんのために薬剤師資格をとろうとしているのか)

 

【痛み止め】市販の塗り薬・貼り薬

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年齢を重ねていくとあちらこちに痛みが出てくると思います。

仕事でずっとデスクワークしていると腰も痛くなったり、肩も痛くなったり。

急に動くと膝が痛くなったり、、

もう生活に痛みは常につきものですね。

 

痛み止めに関しては以前書きましたが、今回は痛み止めの中でも塗り薬や貼り薬について書いていきたいと思います。

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塗り薬と貼り薬どっちがいい?

これは完全に好みになりますが、いくつかそれぞれの特徴を書きたいと思います。

塗り薬

メリット

動きがある関節にも使える、痛みの幅が広い時などに伸ばしやすい、他の人から使っているのかわからない、手を汚さない、

デメリット

洋服に薬剤が付く、薬が洋服について取れやすい、使用回数が多い

貼り薬

メリット

貼るだけのため簡単、体に合わなかった場合は剥がすことができる、1日1回や2回といったように使用回数が少なくて済む(持続的に効果が得られる)

デメリット

関節だと剥がれやすい、かぶれる可能性がある

 

私の場合、痛くなるのが首、肩が多いため、首は塗り薬、肩は貼り薬を使うことが多いです。

肩こりからくる頭痛になった場合は、鎮痛剤を飲んで対応します。(こちらに関しても先ほどの過去の記事をご覧ください。)

貼り薬と飲み薬の併用は普通の痛みではあまりしないですね。絶対ダメというわけではなく、あまりにひどい場合は併用することもあります。

 

塗り薬・貼り薬に副作用はないの?

副作用がないわけではないですが、比較的少ないです。

飲み薬の痛み止めでは胃腸障害を起こすことがありますが、塗り薬・貼り薬はこの心配は少ないと思います。もちろん0%ではないですが。

塗り薬・貼り薬の副作用で心配なものをはかぶれたり、日光に当たることで皮膚が荒れる(光線過敏症)ことかと思います。これからは夏場になって患部が日光にあたることがあるので、ご注意ください。また、貼り薬の場合、剥がしたあとも皮膚に薬が残っていますので、その点もご注意ください。

 

痛み止めの塗り薬や貼り薬に使われる成分と市販薬(貼り薬)

市販の痛み止めの塗り薬や貼り薬に使われる主成分としては下記だと思います。

 

サリチル酸メチル(サリチル酸系)

ロキソプロフェンナトリウム(プロピオン酸系)

・ジクロフェナクナトリウム(フェニル酢酸系)

フェルビナク(フェニル酢酸系)

インドメタシンインドール酢酸系)

 

そして鎮痛効果の強さとしては下記の順かと思います。

ジクロフェナクナトリウム

フェルビナク

ロキソプロフェンナトリウムインドメタシン

④ サリチル酸メチル

 

ですので、打撲や捻挫、肘、膝の痛みであれば、なかなかの痛みを伴いますので、

①②③あたりを使用するのがいいのではないでしょうか。

肩こりとかちょっとした痛みであれば④で十分に対応できると思います。

もちろん④で対応できない場合もあるかと思いますが、そういった時は①②③を検討するのがいいですね。

 

では実際の市販薬を見てみたいと思います。

塗り薬、貼り薬は種類が豊富ですのでとりあえずはテープ剤について書きます。

 

ボルタレンEX/AC

成分は①のジクロフェナクナトリウムとなっていますので、鎮痛剤としては一番強いです。

テープの場合は1日1枚となっています。

 

フェイタスZaジクサス

成分はボルタレンと同じジクロフェナクナトリウムですが、ボルタレンより高濃度となっています。

(ジクロフェナクナトリウムの濃度、ボルタレン:1%、フェイタスZaジクサス:2%)

さらにはメントールが含まれており、その清涼感や鎮痛作用も得られます。

 

フェイタス5.0

成分は②のフェルビナクとなっています。

さらにビタミンEによる血行促進作用やメントールによる清涼感が得られます。

テープは1日2回までとなっています。

 

ロキソニンSテープ

成分は③のロキソプロフェンナトリウムになります。

テープは1日1回となっています

 

バンテリンコーワパットEX

成分は③のインドメタシンになります。

さらにメントールが入っており、清涼感と鎮痛作用が得られます。

またアルニカチンキという炎症や腫れを抑える生薬も含まれています。

テープは1日2回までとなっています。

 

トクホン、サロンパスA

成分は④のサリチル酸メチルになります。

その他にも血行促進作用のあるビタミンEや清涼感のあるメント―ルが入っており、トクホンに関しては炎症を抑えるグリチルレチン酸も入っています。

使用回数に関しては1日数回となっています。

そしてかなり安いです。

 

 

点温膏

急に毛色が変わりましたが、私が愛用しているものになります。

成分は④のサリチル酸メチルになります。

こちらもトクホンと同じくビタミンEやグリチルレチン酸が入っています。

何故これを使っているかというと、肩こりのツボに数枚貼るだけで十分効果があり、経済的だからです。そして、シールの色が肌の色に近いので、透けても気にならにというところですかね。

点温膏に関してはまた別の機会で詳しく書きたいと思います。

 

まとめ

使い方としては下記のような感じですかね。

 

かなりが痛みがひどい・・・ボルタレン

ボルタレンでもいまいち・・・フェイタスZaジクサス

ボルタレン使うほどでもない・・・フェイタス5.0、ロキソニンバンテリン

肩こりや痛みが気になる程度・・・トクホン、サロンパスA、点温膏

 

正直フェイタス5.0、ロキソニンバンテリンは個人の使用感であったり、これまでの使用実績になってしまうかと思います。

一応その中でもフェイタス5.0が強めだとは思いますが。

 

貼り薬の場合、長時間貼ることがあるので、かぶれるかどうかもかなり重要なポイントになってきますので、ご自身の体質に合わせてお選びください。

 

 

薬剤師を辞めたい、違う職種に転職したい方へ

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今、薬剤師として働いているけど、

辞めたい・・・

違う職種に転職したい・・・

と考えている方はいらっしゃるのではないでしょうか?

悩んでいる時って辛いですよね。

 

でも悩んでいるということは、そこに可能性がある証拠ですので、悩むことはいいことだと思います!悩みすぎて健康を損なうと問題ですが・・・

 

私自身もいろいろ悩んで薬剤師から全く違う業種(医療には関わっている)に転職しましたので、参考になるか分かりませんが2点だけ書いてみたいと思います。

 

悩むのは動いたあと

辞めたい、違う職種に転職したいと思う原因としてはいくつかあると思います。

例えば、、

・薬剤師にもともとそこまで興味がなかった

・薬剤師に実際になってみたら、理想とのギャップがあった

・違う職種に興味が湧いてきた

・やりがいが感じられなくなった

・年収を上げたい

・将来が不安だ

とかですね。

 

その一方で、

・自分に何ができるのか

・薬剤師しかやってないけど転職できるのか

・どうやって他の職種に転職すればいいのか

・(私立の場合)高い授業料払って折角なったのに

なんて思ったりしているんじゃないでしょうか。

 

ここでお伝えしたいことは、

とりあえず動いてみて!そこから悩んで!

ということです。

 

どういうことかと言いますと、

転職サイトに登録したりして情報収集し、その情報をもとに本当に薬剤師をやりたいのか、それとも違う職種に行きたいのかを悩んで欲しいということです。

特になんとなくインターネットで情報を集めているだけですと、情報も浅く、結局そこで終わってしまいそこからの行動があまり起きず、今後もずっと悩むと思います。

 

転職サイトに登録すると、その道のプロですのでかなりの情報をくれます。

 

どういう職種に行きたいですか?

こんな職種もありますよ(想像もしていない職種を紹介されたり)

あなたにはここが足りないですね

こういう考えを身に着けてください

 

とか本当にいろいろです。

 

自分を客観的にみるいい機会でもあるかと思います。

 

ですので、まずは動いて情報を取集して、そのあとで悩んで欲しいと思います。

 

ただここで注意していただきたのが、もし仮に違う職種に転職を希望しているのであれば、よくある薬剤師の転職サイトではなく、一般企業の方も登録するようなサイトへの登録をおすすめします。

というのも、薬剤師の転職サイトですと一般企業へコネクションも他のサイトに比べ少ないと感じるからです。

サンクコスト(埋没コスト)

いやいやでも、高い授業料払ったし・・・やっぱり・・・

薬剤師の勉強もたくさんしたし・・

 

なんて思っている方もいるんじゃないですか?

 

正直、そこは考えなくていいと思います。

ビジネスで言うサンクコスト(埋没コスト)です。

 

これが今回私が伝えたかった2点目です。

 

例えば、

お店の行列に並んで、、ある程度時間が経ってから、スマホでもっといいお店を見つけてしまった。

でもここまで並んだしなーと考えてしまう。。

これがサンクコストの影響です。

 

ここでいうサンクコストは過去の行列で待っていた時間です。

そしてサンクコスト(過去の時間)は回収することは不可能です。

 

本当の意思決定であれば、

今並んでいるお店に行きたいか、

スマホで見つけたお店に行きたいか、

の基準で決まるはずですが、

そこにサンクコストが影響し、合理的な意思決定ができなくなっています。

ですので、意思決定する際はこのサンクコストを排除して考えるべきです。

 

高い授業料がまさにサンクコストになります。

他にも薬剤師として勉強した時間もサンクコストになります。

 

まとめ 

結局何が言いたかったかというと、

悩んでいる方は、

サンクコスト(高い授業料や薬剤師の勉強時間)は除外して、

とりあえず動いて、そこから悩んでください!

ということです。

そして自分に合ったものを見つけてください。

 

 

調剤薬局事務採用時に気にしていること

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以前、調剤薬局事務ってどんな仕事かについて書きましたが、今回は面接していた立場から少し書いてみたいと思います。

 

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採用の重要ポイント

最初から結論を書きます。

 

採用判断基準ですが、私の場合ですと、

 

経歴や資格を持っているかというより、 

会ったときの印象や人柄です。

 

正直これにつきます。

 

高学歴とか、すごい資格を持っているとかはあまり気にしていません。

もちろんあったことに越したことはないと思いますが、直接影響はないですね。

 

①すごく資格持っていて明るさがあまりない方と、

②資格はないが明るさがある方

では②を採用すると思います。

 

ですので、履歴書がしっかりしていても必ず採用にはならないですね。

むしろあまりにしっかりしすぎていると辞めてしまうのではないかと考えてしまいます。

 

以前のブログでも書きましたが、私としては調剤薬局事務に必要なものは明るさ(愛想がいい・はきはきしている)と考えています。

 

というのも薬局に関しては医療だけでなく、サービス業とういう一面もあります。

薬局に患者さんが来なくなっってしまったら薬局として経営が成り立ちません。

ですので、患者さんにまたこの薬局を利用したいなと思ってもらえることが何よりも大切になります

 

事務さんは薬局として一番最初に患者さんに接することが多くありますので、ここで印象が大きく変わる可能性があります。もちろん、これが全てではないですが・・・

そのため、私も面接の際はそういったところを重視しています。

会ったときの雰囲気、話し方、受け答えの仕方などですね。(社会人としての最低限の礼儀は身についていることが条件となりますが。)

 

たまに医療知識について聞かれると心配される方もいらっしゃいますが、私の場合は、医療の知識は正直見ていません。ただし、仕事内容はある程度知っていて欲しいと思います。

 

実は、採用した方が初出勤の翌日から来なくなってしまったこともありまして、、

来なくなてしまった話を聞くと、想像と違っていたとのことでした、、、

私としてはその方がある程度仕事内容は知っている様子でしたので、あっけにとられた感はありました。

 

ですので、私の採用基準は会ったときの印象や人柄、そしてその内容は主に明るさ(愛想がいい・はきはきしている)でした。

 

 

あとは参考程度に書きます。

 

 

経歴

履歴書の経歴についてはどの会社でもそうだと思いますが、

明らかに変だと、正直お会いすることもためらってしまいます。

多いタイプが、会社が短期的にかなり変わっているパターンですね。

主婦とかの理由もなく全く仕事をしてきて来なかったパターンとかも、少し、おや?って思ってしまいますね。

ただ、経歴でそこまで問題なければ次のステップですね。

志望動機

正直世の中にいろいろテンプレート的なものがありますので、私としてはそこまで気にしてないですが、少しは医療、薬局について書いていて欲しいなと思います。

だって、みんなそんなに調剤薬局自体への興味はないと思っていますので。

ただ働きたい⇒他の業種よりなんかいいなーって思っている方が多いんじゃないかな。

でも面接でそれは出さないでくださいね。。本音と建て前です。

接客に問題ないことも書いてあると会ってみたいと思いますね。

趣味・特技

なんでもOKです。ここはあまり見ないです。

でもパソコンに関わることがあったりすると尚いいですね。

調剤薬局事務はどうしてもパソコン関連(POSレジとかも)を使いますので、そのあたりの得意不得意(抵抗ありなし)は聞かざる負えませんので、最初から書いてあると助かります。

まとめ

なんかだらだら書きましたが、まとめます。

・履歴書の学歴とかは気にしない(少し気になるポイントは上記参照)

・志望動機もあまり気にしないですが、医療とか接客を絡めてくれるといいかな

・趣味特技も気にしませんが、パソコン関連への抵抗ありなしが分かるものがあればいいかな

・正直採用は面談次第で、明るさ(愛想がいい・はきはきしている)が重要ポイント

・社会人の礼儀は最低限必要

・医療知識はもちろんあったほうがいいが、全く必須ではない

 

 

コロナ(COVID-19)が拡大している今、ドラックストアの薬剤師が活躍すべき

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今日はドラックストアの薬剤師について書きたいと思います。
そして、完全に個人的見解です。

 

今、世の中はコロナウイルス(COVID-19)で大変なことになっています。特にヨーロッパやアメリカでかなりの死者もでてしまっています。そして私たちが住んでいる日本でも、感染者が増え、今後医療崩壊が起きるのではないかと言われてます。

 

私はこの状況下で、もっとドラックストアにいる薬剤師を頼っていいのではないかと思っています。そして、こういった時に更なる力を発揮してくれる存在であると思っています。

 

というのも、医療機関ではなく、生活の中で一番身近でなお且つ専門的な知識を持っている医療従事者がドラックストアにいる薬剤師だからです。

 

コロナウイルスで現在病院は過酷な状況になっています。ただ、コロナウイルスによる感染症以外の病気のほうが圧倒的に多いと言われています。俗に言われる風邪ってやつですね。

おそらくコロナウイルスが騒がれていない時であれば、風邪かなと自分なりに対処していたであろうことも、コロナウイルスが騒がれている今では、もしかしたら自分はコロナウイルスにかかっているのではないかと考えると思います。そして、そういった方が医療機関に殺到すると、医療機関はますます手に負えなくなってきます。

 

中には本当はコロナウイルスにかかっていない単なる風邪だったにも関わらず、その医療機関コロナウイルスにかかっている人がいて、たまたまもらってしまうこともあると思います。そして、のちのち自分が他の人にうつしてしまうといった状況もなくはないです。

 

ですので、今の状況では(今の状況に関わらず今後もですが)医療機関にかかる前に、一度近くのドラックストアの薬剤師に話を聞いてみていいと思います。というか、そうして欲しいと思います。

 

そこで実際に医療機関にかかったほうがいいのか、それとも市販薬で対応できるのか聞いてから受診するのでも、決して遅くないと思います。

 

現在の状況ですと結局医療機関に行っても、きちんと検査に回してくれる保障もないですので、ドラックストアの薬剤師に頼るというワンクッションを挟んでそのうえで判断していただけたらと思います。

 

ドラックストアの薬剤師も国家試験に受かった薬剤師ですので、医療知識はきちんと持ち合わせています。

ですので、皆さんも是非ドラックストアの薬剤師を頼って、一度お話していただくのがいいかと思います。

 

少しでも感染が拡大しないことを願います。

【眠気覚ましのカフェイン】栄養ドリンク、エナジードリンク、市販薬に含まれる量は?(Japanese and English)

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English follows Japanese

 

季節が春になり、暖かくなってくると日中眠くなってきますね。

 

デスクワークやら会議やら、、もう睡魔との闘いです。

コーヒーは飲んでるんですけどそれでも眠気はなかなかひかないですよね。

 

そこで今日は眠気覚ましに使うであろうカフェイン(栄養ドリンク、エナジードリンク、市販薬)について書きたいと思います。

カフェインの作用

カフェインの作用としては恐らくみなさんもご存知だとは思いますが、

中枢に働きかけて眠気や疲れを感じさせなくする、つまり興奮作用ですね。他にも運動機能を高めたりします。

 

その一方で利尿作用や心拍増加、不整脈、不眠、悪心といった作用があります。

ですので大量摂取にはご注意下さい。

(私もコーヒーをがぶがぶ飲んでいるとたまに悪心が出てきます)

カフェインの摂取量

1日のカフェインの摂取量は大人ですと400㎎程度までが安全とされています。

コーヒーの場合カフェインが60mg/100mlぐらいと言われていますので、

コーヒー1杯を180mlとした場合、

 

60mg×1.8=108mg

 

含まれることになりますので、3~4杯飲んだ場合は、

 

108mg×3~4杯=332mg~432mg(←カフェインの摂取量が400mg前後)

 

という計算になります。

 

これが世の中的に言われている1日のコーヒーは3~4杯と言われている理由ですね。

 

もちろんコーヒーの種類やカフェインの影響は個人差がありますので全員に当てはまるわけではないですが、健康上400mgは覚えといて損はないと思います。

 

カフェインはコーヒー以外にも紅茶、緑茶などにも含まれています。

紅茶(浸出液)30mg/100ml

煎茶(浸出液)20mg/100ml

カフェインが含まれている商品

コーヒーや紅茶以外にカフェインが含まれているものとしては

・栄養ドリンク(リポビタンDチオビタなど)

エナジードリンク(モンスター、レッドブルなど)

・清涼飲料水(眠眠打破メガシャキなど)

・市販薬(カフェロップエスタロンモカなど)意外に知られていない

といったところでしょうか。

 

それぞれのカフェインの量は下記の通りとなっています。

 

栄養ドリンク

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エナジードリンク、清涼飲料水

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市販薬

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栄養ドリンク

カフェインの量だけでみると栄養ドリンクが他に比べ少ないことが分かりますね。コーヒー1杯分ぐらいの量でしょうか。

ただ、栄養ドリンクにはタウリンといった疲労回復に役立つ成分が入っていますので、眠気だけでなく疲れもひどい方にはおすすめかと思います。

エナジードリンク、清涼飲料水

エナジードリンクに関しては、カフェインの量がある程度入っているのですが、1本あたりの飲む量が多く、またとても甘く作られていますので、ジュース感覚で飲めますね。ただ、ジュース感覚で飲むと、カフェインの摂取量がかなり増えますのでご注意下さい。

強強打破には関しては50mlという量の少なさにカフェインが150mg入っていますので、眠気覚ましには最適かと思います。味の好みは分かれるかもしれません。

エナジードリンクや清涼飲料水はコンビニでもすぐに買えるのが魅力の一つでもありますね。

市販薬

意外に知らない方もいるかもしれませんが、市販薬にも眠気覚ましがあります。そしてカフェインの量は1回分でかなりの量となります。エスタロンモカ12に関しては200㎎にもなります。1日摂取量の半分ですね。でもその分、この上ない効果が得られると思います。(私はまだ使ったことがありません)

薬ですので、外で買える場所はドラックストアがメインになってしまいますが、

絶対に眠気を飛ばしたい!のであれば、市販薬もいいと思います。

またコーヒーが苦手、エナジードリンクも苦手な方にもおすすめかと思います。

カフェロップ

口の中で噛むか、溶かして飲むタイプです

エスタロンモカ12

噛まないでそのまま飲む錠剤です

トメルミン

口の中ですぐに溶けるタイプ(メントール風味)

まとめ

・カフェインの量は1日400mg(コーヒー:3~4杯)

・栄養ドリンクはカフェインは少な目だが、滋養強壮にはいい

エナジードリンクは手軽に買えて、ジュース感覚で飲める

・眠気を飛ばしたい方は強強打破(味が独特)

・絶対に眠気を飛ばしたいのであれば市販薬がおすすめ

・コーヒー、エナジードリンクなど苦手な方にも市販薬がおすすめ

 

眠気具合にもよりますが、うまく使い分けて日々の生活をお過ごしください。

 

English

When the season comes in spring and it gets warmer, it becomes sleepy during the day.

Desk work and meetings, I allways fight against sleep.

I'm drinking coffee, but I'm still sleepy.


So today I would like to write about caffeine (nutritive drinks, energy drinks, over-the-counter medicines) that will be used to elieve your sleepiness today.

 

Effects of caffeine
You probably know how caffeine works,

It's an excitement that works on the center nervous system and relieve your sleepiness and fatigue. It also enhances motor function.

On the other hand, it has diuretic effects, increased heart rate, arrhythmia, insomnia, and nausea.

So please be careful with large intake.

(I sometimes get nauseous when I'm drinking a lot of coffee.)

 

Caffeine intake
It is considered safe for adults to consume caffeine up to 400 mg per day.

In the case of coffee, caffeine is said to be around 60 mg / 100 ml,

If a cup of coffee is 180 ml,

60mg × 1.8 = 108mg

So if you drink 3-4 cups,

108mg x 3-4 cups = 332mg-432mg (caffeine intake is around 400mg)

This is the reason why 3-4 cups of coffee are said to be safe in the world.

Of course, the type of coffee and the effects of caffeine vary from person to person, so it doesn't apply to everyone, but I think 400 mg is healthy for us.

 

Caffeine is contained in tea, green tea, etc. in addition to coffee.

Black tea (leaching solution) 30mg / 100ml

Sencha (leaching solution) 20mg / 100ml

 

Products containing caffeine
What contains caffeine in addition to coffee and tea

・ Nutrition drink (Lipovitan D, Thiovita, etc.)

・ Energy drinks (monsters, red bulls, etc.)

・ Soft drinks (minmindaha, megashaki, etc.)

・ Over-the-counter drugs (cafferop, estalonmocha, etc.) 

The amount of each caffeine is as follows.(※Check the table above.)

 

Nutrition Drink
Looking at the amount of caffeine alone, you can see that there are fewer caffeine in nutrition drinks than others.  The amount of caffeine is about one cup of coffee.

However, the nutrition drinks contain ingredients such as taurine that help with fatigue recovery, so I think it is recommended for those who are not only sleepy but also tired.

 

Energy drinks, soft drinks
As for energy drinks, there is a certain amount of caffeine in them, but the amount of drink per bottle is large and it is made very sweet, so you can drink it like a juice. However, please note that if you drink like a juice, caffeine intake will increase considerably.

For KYOKYODAHA, 150ml of caffeine is contained in a small volume of 50ml, so I think it's best for waking up sleepy. Some pepole hate it.

One of the features is that energy drinks and soft drinks can be purchased immediately at convenience stores.

 

Over-the-counter drugs
You may not know, but over-the-counter medicines can also relieve your sleepiness. The amount of caffeine is considerable in one serving. Estalon Mocha 12 contains 200㎎ caffeine. That's half the daily intake. However, I think that the effect can be obtained that much. (I haven't used it yet)

Because it is a medicine, the place where you can buy it outside is mainly a drugstore.

If you think you want to relieve you sleepy! I think over-the-counter medicines are also good.

I also think that it is recommended for those who are not good at coffee and energy drinks.

 

Cafferop
Chew in your mouth, or melt and drink

 

Estalon Mocha 12
It is a tablet that you can drink without chewing

Tomelmin
Type that melts in your mouth immediately (menthol flavor)


Conclusion
・ Amount of caffeine is 400mg / day (3-4 cups of coffee)

・ For nutrition drinks, caffeine is small, but good for nutrition and tonic

・ You can easily buy Energy drinks and drink like juice

・ KYOKYODAHA is recommended for those who want to get rid of sleepiness (unique taste)

・ If you absolutely want to get rid of your sleepiness, over-the-counter drugs are recommended

・ Recommended over-the-counter medicines for people who are not good at coffee, energy drinks, etc.

 

Depending on how sleepy you are, use them properly and spend your daily life.